イン・ザ・プール

"強迫観念の人ってだいたい折畳み傘持ってるんだよね。
               自分だけが損をすると思ってる。"




監督 ・脚本:三木聡
出演者:松尾スズキ、オダギリジョー、市川実和子、田辺誠一

原作は小説イン・ザ・プールから。
原作からは話がいくつか絞られ、勃起男、強迫観念女、水泳男の3つ。

伊良部の印象が映画と小説では違う。
小説ではもっとまるっこい変態のイメージだが、映画ではとがったクレイジーな医者になっている。
それがまた監督の三木さんエッセンスとなっているのか、しっかり笑わしてくれる。
三木聡@wikiから分かるように、多くのお笑い番組やバラエティー番組を手がけているようで、どことなく時効警察の雰囲気を感じたり、共通する役者さんが出てるなーと思ったら、時効警察も三木さんが関わってるんだね。
その三木さんによる脚本なので、小説には無いオリジナルの小ネタや人物像になっていたりして、これがまたおかしい。
エレクトマンとスーパーサイヤジン(!?)になる伊良部は面白かった。

監督や脚本によって、大筋は残しつつも原作とはだいぶ違うんだなーって。
そして、手がけた人の色が感じられる、良い例なのかなーって。
そんな映画。

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