close to you

もっと近づきたい。
最高の一枚が撮れると思うから、その近くにいたい。


普段は気にしなかったことも、こうして見ると、とても新鮮に見えてくる。
花の、虫の、生物の営みが、ただ目の前で巡っている。


ちょうど俺みたいに、この虫たちも、そばにいたくて仕方がないんだな。



Just like me, they long to be Close to you...


(続きはタイトルをぽちり)

...





はいどーもカーペンターズ気取りをやってみました。
恋する女の子が憧れの男の子に片思いする心情をロマンチックに唄っている、誰もが知る名曲ですね。
リリース当時、この切ない歌詞が人気を集めましたが、まあ僕は生まれてないので当時の事は知りません。
でもスローなメロディが心地の良い、良い曲です。
さて、僕がどこかの男の子に恋い焦がれているとかそうゆう濃厚な話ではなくて、近づきたいんです。被写体に。

近づきたい!
近づいて近づいて近づいて、近づいてこそ見えるリアリティ。
事物に接近してシャープに切り取ることで見えてくる、現実の輪郭、発見。
close to you 改め close to world
しかし不思議な事にそれはある時、幻想的な世界を見せるときがあります。
マクロ写真を見ていると、そうした思いに駆られていくのです。
かつてカントは、僕らは物自体には到達できないと言いました。
確かにそうでしょう。僕らは僕らの主観の世界でしか生きていません。
しかし裸眼で見る事が出来なかった、マクロの世界をレンズを通して見ることで、そこに何か神秘的なものを見出すのです。
ジャン・ドーセ然り、福岡伸一さんの話然り、研究者達は顕微鏡を通してミクロの世界から神秘の世界を目撃している。
そう思うと、カントにはロマンが無い。
むしろ僕はマクロの世界を見ている時、スピノザを思い出したい。
レンズから見える生物のコナトゥスを感じ取り、カメラを通して僕と世界の只中に触れたい。
その方がロマンがある。
あれ、結局ロマンチストの話になっている。

そういう訳で、マクロレンズが欲しい。
写真は、ファンタジスタ(nikkor 50mm f1.2s)にクローズアップレンズという邪道(?)なツールを試してみたもの。
もっと近づきたい。んふー。

マクロレンズ欲しいな、、タムロンかな、、ぶつぶつ。









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