glee

glee seans1/season2 を見た。




ツッコミどころ満載の学園ドラマ。
gleeと呼ばれる歌って踊ってレレレのレな部活動に打ち込む生徒と先生のお話。

(続きはタイトルをぽちり)



ハイスクールライフは残酷だ。
イケてるやつは常にみんなの注目の的で人気者である一方、ダサいやつは無視やイジメやもの笑いの種となる。
いくつかのグループに分かれ、まるでカースト制度のような規則が確立された環境で、生徒達は日々の喜怒哀楽を過ごす。一部の人間はその野望を剥き出しにして戦略を張り巡らせる。
gleeの部員はそのカースト制度の底辺に位置し、ハイスクールライフという戦場でもがき続ける。
あるものはスターを夢見るもののチャンスに恵まれなかったり、あるものはゲイであることと現実の試練に苦しんだり、またあるものは身体的なハンディキャップに苦しんだりと、生徒達はそれぞれ不安や葛藤や孤独を抱えて過ごしている。
そうしたマイノリティが集い、gleeの活動を通してハイスクールという現実と戦い傷つき成長していく姿を描いている。

登場人物は誰もが個性的。
ストーリーも、各話でそれぞれスポットをあてて個性を描いているので、話が進むにつれgleeがスーパー個性派集団になっていくのだけど、それでも学園では底辺に位置されるというからハイスクールは怖い。
gleeは歌や人物の個性を描く一方、恋愛模様も力を注いでいる。というかもはや桃色クラブである。
ハレンチかつドロドロなgleeクラブは恋愛大戦の様相を化して、そこで発生する恋愛エネルギーは熱力学第二法則を無視してエネルギー保存の法則だけを採択するかの如く、冷める事なく常にgleeクラブを跳梁跋扈する。
実に羨ましい。
しかしその大戦に傷つき再起不能と思われても、華麗にgleeクラブに舞い戻るその様は驚嘆に値する。
さすが過酷なハイスクールライフを耐えているというのか、タフネスが伊達じゃない。

成長していく姿を描いていると前書きしながら、あいつら同じ事繰り返してないか?という感はあって、むしろ「人間はそう簡単には変わらない」というメッセージを受信してしまう俺だけども、まあとにかく作中で歌われる曲のアレンジやマッシュアップは好きだし、gleeを邪魔するスー先生の罵倒センスには感服するし、「素直さって大切」とか思うし、たまに登場するゲストは楽しみだし、ホロリとくる話もあれば、マイノリティ、特にゲイであるカートに纏わるストーリーは見応えがある。

そうした破天荒な人間模様を眺めつつも、glee風にアレンジされた歌で気分をリフレッシュ。
そして第二の主役であるスー先生からユーモアを勉強する、そんなドラマ。

今日は雨だったので、雨に唄えばをマッシュアップしたgleeのナンバーから、次の曲をお届け。
Singing in the rain / Umbrella


明日は雨じゃなく雪がぱらつくとかぱらつかないとか。積もらないでおくれ。

season3のDVDはいつになるだろう。

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