ヨーロッパの旅 ~day5~

day5
〜三人目の旅仲間〜

10/11

7:00
出発。相方のアルコールは抜けたようだ。

8:00
朝食。ファーストネームを書いていてくれるところがアットホームな朝。

(続きはタイトルをぽちり)



9:00
出発。
受付のおばちゃん(もうおばちゃんカメラマン)の写真を撮りつつ、どこへ行くか? もちろん城。ノイシュヴァンシュタイン城へ向う男二人。
(ちゃんと城の名前を言えたことは無い。)
フュッセンから目と鼻の距離。宿を出て10分位すればもうパーキングだ。

パーキングから坂を上って程なくして、チケットセンターへ辿り着く。
朝からセンター内は人の行列。しばらくすると外まで行列ができている。
さすが観光の目玉スポット。

チケットセンターの向こうに広がるのは、ホーエンシュヴァンガウ城。ここには行かない。
#19世紀に建築され、マクシミリアン2世によって改築された城。
#1832年、マクシミリアン2世は12世紀に建設されたが廃墟になっていたシュヴァンシュタイン城を購入。そして、1853年にマクシミリアン2世は息子のルートヴィヒ2世のためにこの城を改築したらしい。
#これがホーエンシュヴァンガウ城である、とのこと。ルートヴィヒ2世は幼年時代をホーエンシュヴァンガウ城で過ごしたそうな。
#加えて、この城を含む"シュヴァンガウ"という地名は直訳すると「白鳥の里」の意味であり、この地こそがリヒャルト・ワーグナーの歌劇、ローエングリンで有名な白鳥伝説ゆかりの地であった。
#こうした地元の伝説にちなみ、ホーエンシュヴァンガウ城には、至る所に中世騎士伝説を描いた壁画が描かれており、「ローエングリン」の壁画も当然そこに含まれているようだ。


目指すは目玉スポットである、ノイシュバンシュタイン城。
見学コースがあるということで、二人で€24をお支払い。

近くのバス停から上まで行けるので、それを利用。上り下り往復で一人€2.60。
乗車券は直接バスの運転手から購入する形。
(ちなみに馬車で行く方法もあるようで、こちらは人気なのか帰りに見たら行列ができていた。)

山道をバスで登った先には看板が。城へ行くか、城の外観を見るか。
場内見学まで時間があるので、外観を見に吊り橋へ行く。

吊り橋から見たノイシュバンシュタイン城。相方は高所恐怖症のためそのまま吊り橋を渡る。

#ノイシュバンシュタイン城は、バイエルン王ルートヴィヒ2世によって19世紀に建築された。
#彼は中世騎士道への憧れを強く抱いた人物で、ワーグナーを庇護し、その創作する楽劇の世界に酔いしれた人物。
#ヴァルトブルク城やヴェルサイユ宮殿を目にしたルートヴィヒ2世は、「私自身の作品」として自分の中世への憧れを具現化するロマンティックな城を造ろうと決意する。
#このため城全体のグランドデザインを行うよう指名されたのは建築家でも技術者でもなく、宮廷劇場の舞台装置・舞台美術を担当していた画家のクリスチャン・ヤンクであったらしい。
#ドイツの城館に本来は必ずあるべき小聖堂や墓地がこの城にはなく、玉座を後回しにしてもヴィーナスの洞窟と名付けられた人工の洞窟を造るといった具合で、
#ルートヴィヒ王の趣味のためだけに建設された実用には不向きな城とも言われている。
#ディズニーランドやディズニーランド・パリ、香港ディズニーランドにある眠れる森の美女の城のモデルの一つとしても知られている城である。


城をアップ。景色と相まってか、なんだか絵に書いた様な城だ。

はてさて、相方は吊り橋を渡り何処へ。

 吊り橋の先は山道が続いている。人もいない。
いました野生児。野生児のくせに高所恐怖症。

なんとかと煙は高いところが好きなものです。
何やら上に登れるようなので、行ってみることに。
登るにつれて、この先いっちゃダメよ看板が。でも上には進める様なので、引き続き登ってみる。

登ったてっぺんから見える、パノラマビュー!うほー。
足場は良くないけど、(というか前方は斜面) 人もいなくて穴場スポット。
三脚を立てて、パシャパシャと写真を撮りまくる男二人。

そして、そんな中に事件発生。
突風が吹き、三脚もろともマイカメラがスッテンコロリン。
ぎゃーーー。
カメラを拾ってチェックチェック。

オートフォーカスがされにくくなっている。。
広角にするとフォーカスが働かない。うひーー。

どうやら、保護レンズに傷がつき、そのせいでフォーカスがされにくくなっているようだ。ズームすればフォーカスロックはいくらかましに働いてくれる。
裸レンズは嫌なのでとりあえず我慢するしかない。ぐぬぬ。
カメラ終了のお知らせではないだけマシかと思い、気を取り直す。

ちなみに、突風が吹いて倒れる瞬間の写真が下。悲しい一枚。


そんな事件が起きつつ、場内見学ツアー開始までに時間が無いことに気付く二人。
慌てて下山し城まで急ぐ。

11:45
何とか開始に間に合い、場内見学スタート。
場内は残念ながら撮影禁止。豪華で趣味満載の室内。
しかしヴィース教会を見たあとでは、何やらぬるい。(個人的な感想)
城内見学は、2回目はいいかなぁ、と思ってしまった。知識を持ってればまた違うんだろうけど!

見学を終え、バス停に向う。
ちなみに城から見る、先ほどの撮影スポット吊り橋はこんな感じ。

ハイキングの装備をした団体が増えてきた。ハイキングコースでもあるのか。
ビデオ撮影していると、スーパーかわいい子がスマイルをして手を振ってくる。
惚れてまうやろー!ということで手を振りかえす。
なので撮影が中断してその子が撮れなくなる。二兎は終えないものです。

他にも、途中のベンチで手で回して音を出す鍵盤ハーモニカのような、管楽器のような、何か不思議な演奏をする人など、道中飽きない。


バスで下る。細い道をスイスイ行くのだ。



13:00
城のふもとからノイシュバンシュタイン城に別れを告げ、スイス入りをするため出発する。
さよなら白鳥のお城さん。

途中でSAにより昼食を取りつつ、確実に国境へと近づく。
ドイツの景色も、そろそろ見納め。


15:40
国境にある券売所で、高速用のシールを買う。
スイスの高速は専用シール(ヴィニエットシール)が必要なのは予習していた通り。
しかし予想と違ったのは、この券売所を過ぎるとオーストリアに突入するようで、オーストリアも専用シールが必要なようだ。スイス:€40 オーストリア:€2 をそれぞれお買い上げ。
写真後ろが券売所。車をパーキングにとめて、中で購入する仕組み。
ムンクさんが持っている、、
おっと、紹介が遅れた。
ドイツ編終了間際に颯爽と登場した新参者。
腰の曲線美と風船のようなすべすべのお肌を併せ持つこのお方は、その名を「ムンクさん(女性)」。
男二人の臭い旅に、花を添える活躍をこの先してくれる。

ということで、ムンクさんが持っている、それぞれ正面左がスイス、右がオーストリアのヴィニエットシール。これをフロントガラスへ貼り、高速を走行できる。


さて、意気揚々と、かつ想定外のオーストリア入りを果たした我々。
ナビを信じているものの、一体この先どうなるのか!?

16:00
……と思いきや、わずか10分程度走ったところで、またもや検問所のようなところを発見。
そして停車することも無くそのまま通過。
どうやらスイスなう、なようです。オーストラリアは即終了でした。

16:30
SAに立寄り、ガソリン給油。ここでも前回と同じお作法。しっかりシールも貼ってある。

ここで€とはしばしお別れ、お支払いはCHF (チューリッヒフラン)。VISA OK。出来る子。
そしてフランス語が登場し出すのだ。

ちなみに、スイスの高速はドイツに比べて狭く、いままで3車線がほとんどであったのに比べて、2車線が多くなる。車幅もそれほど広くなく、高速左右のシールドなど、なにやら日本に似ている。
しかし景色は抜群に綺麗。見える家々も木造のものになってきた。

18:00
スイス最初の滞在先は国際都市チューリッヒ。
さすが国際都市、高速出口付近はもう渋滞。渋滞に巻き込まれながら、またぐるぐると道を彷徨いながら、ユースホステルに到着。
ユースホステル初利用でちょっとドキドキ。割り当てられた部屋は4人部屋。
さてさてルームメイトは誰だろう、と部屋に入ってみると、一人ガサゴソしている男性が。
名前はマルコ、坊主でタフなガタイをしている彼。
簡単に自己紹介し合って、その内どこへともなく消えて行った。

仕方ないので、とりあえず周辺を散策してみる。
市内から少し外れたところで、人もまばら。路面電車で皆さん帰宅途中。

近くの駅。落書きってのはどこへいってもあるようで。

閑散として寂しい感じ。

途中にあったショーウィンドウ内に鎮座する、招き猫が。百万両って何CHFだ。

20:30
近くのイタリアンで夕食。
ここの白ワインも飲みやすいー。

21:30
さて、ホテルに帰れば誰かいるかな。
と思いきやマルコ爆睡。もう一人は不在。
仕方ないので交流場で明日の作戦会議。明日は早起き&スイス鉄道の旅に決定。

22:30
マルコは相変わらず爆睡。体はごついのに、眠る姿は静か。
もう一人はまだ帰ってこないようだ。
明日に備えて早めに就寝ー。

ドイツ編が終わりスイス編に突入したday5。明日はスイスの首都ベルンへ。day6に続く。

コメント