UDON

"うまいうどん食わせたら一発や"



主人公・松井幸助は、世界を笑わせると宣言し、単身NYにお笑い芸人として乗り込む。
しかし、飛ばず鳴かずの状態で、借金も背負い、ついには故郷の香川に帰ってくる。
実家の松井製麺所に帰った幸助を迎えたのは、喧嘩をして飛び出してきた相手である父親の厳しい一言であった。
その一方、地元のタウン誌の記者として活動する宮川恭子と出会う幸助は、ひょんなことからうどんブームの火付け役となるのだが、、

四国旅行に行った後に見てしまうというこの順番間違い。まあそんな順番はないんだけど。
うどんの店の紹介映画ぐらいにしかイメージしていなかった本作だが、やられた。完全にやられた。
めちゃめちゃ良い映画。涙を流してしまった。

基本はエンタテイメント作品として面白おかしく見れて、ユースケ・サンタマリアのテンポの良さ、ラーメンズ片桐のキャラの良さ、脇役面々の豪華さ、映画キャシャーンのパクリ改めパロディのようなキャプテンUDONの無駄にクオリティが高いことなど、面白要素が満載。
その一方で、ブームがもたらす陰をちらりと見せたりする場面もあるし、何より幸助と父親のヒューマンドラマに魅せられる一面を持つのだから、完成度高くまとまっちゃっていて困る。泣ける。

あと、香川で行ってきたうどん屋は劇中で大体出てくるので、あ!ここいった!この人いたわ!という楽しみもある。

うどんだけではない作品。一押し!
(見終わったあとは、やっぱりうどん食べたくなるけどね。)

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