本とか

フワフワと更新。
旅行とかイベントとかあったけど結局更新してないオレ。変わらないねぇ。。
昨日、神田の古本祭り行って何かないかと物色してました。
80's , 90's の分厚い映画本があって心をくすぐられたけどグッと我慢したよ。
"icon"のシリーズ本も安くなってるしくすぐられたんだけど、結局は色々手を付けて結局途中まで読んで放置してしまう姿が頭をよぎったのが、買わなかったホントの理由。
まだおだな。
でも結局は2冊購入。まぁそれはいずれ書く気が起きれば。

今日はこんな本を読み終わった。


"ごめんね・・・そして本当にありがとう"


2回ほど舞台にもなってるようだねこの作品は。
ストーリーをざっくり言うと、スイッチを押すと自分の心臓が停止してしまう体になって、長年管理、監視されている4人の少年少女と主人公との物語。
山田さんの作品は"リアル鬼ごっこ"とこれとで2作品しかみてないけど、まず設定がありえないとこからスタートする。
スイッチひとつで死亡って。それ以上に、リアル鬼ごっこでもそうだけど国が完全に独裁モード。
じゃないと話がはじまらないってのもあるんだけどね。
なので現実と比べるとヲイヲイと思う事がいくつも出るけどそこはフィクション作品ということを肝に銘じなければいけない。

蛇足だけど、小説をいくつか読んで、自分の中には3つのポイントがぼんやりできた。
その1.表現
その2.演出
その3.ストーリー
だ。

その1を言えば、特になにもありません。超失礼だけど、普通の言い回しというかそんなところ。

その2はちょっと凝ってるというか、言うなれば映像的に感じる。場面間の移動やその場面の描写など、ドラマや映画などの映像演出のようにも感じられ、ここは山田さんのこだわりなのかなぁと思う事がある。
っていうかアレでしょ、映像をイメージしやすくさせといて、2次利用、つまり映画やドラマやはたまた舞台とか狙ってるんじゃナイノーコノコノ、と思ってしまう事もある歪んだ心ここにあり。

その3については、山田さん2作品しかみていないけど、結構王道ストーリーを沿っているような気がする。
リアル鬼ごっこを今思い出してみると、主人公と親友(だったかな?)との熱い友情が見れたり、この作品で言えば最後の展開の一つが手前で想像ついてしまい、それが見事に当たるもんだからアチャーと思ってしまった。例えるなら少年ジャンプのような感触を覚える。どうせまた強いやつが出てきたり、ここから本気になったり、ビックリ隠し技があったり、というような。
むしろ、「まさかこれは裏をかいてスターウォーズのルーク展開かも!?」とすら途中で推測が派生することもあった。

展開の一つ、と書いて分かるように、サプライズはもう一つあって流石にそれは分からなかったし、えええーっ! ってなったけどね。
でもバレバレというか露骨な伏線が途中にいくつかあるから、これはもっとうまくやって欲しかったなぁ。
そうすればもっとストーリーにサップライズされるたのに!!

とダラダラ書きましたけど、露骨な伏線でじれったい気持ちを味わいたい人は是非。

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