deja vu

「秘密を打ち明けて相手が信じなかったら?」




ジェリー・ブラッカイマー製作作品。やっぱりこの人の作品は好きだ。
今回も派手な爆発シーンが演出されている。
フェリー爆発テロ事件の犯人捜査が話の軸なのだが、本作品でキーとなるのが4つの衛星から現在から4日前の映像を、範囲内であれば自由自在に「リアルタイム」で観察可能なシステム。
通称"白雪姫"である。
疑問満載なシステムだが、専門的なので深くは考えない事にする。
それを除いても、驚き桃の木装置なのだ。
まさに次世代捜査を目の辺りにし、新感覚で楽しむことができる。
SF色の強い作品であれば過去と接触すると、どうしてもパラレルワールドの点、というか、タイムパラドックスの色が強くなる。
しかしこの作品は地に足がついている、という印象をうけた。その辺りで他のSF作品との違いを感じることができた。

正直エンディングは迷った。
事件を未然に防いだ直後のシーン。
そのシーンにおいて、いわゆる"未来"から来たダグ。"現在"のダグ。
仮にそれぞれ、ダグA,ダグBだとしてみる。(なんだか急にダグの凄みが消えた気がする。。)
時間に焦点をあてれば、ダグBはダグAの持つ情報を持っていない。クレアとも初対面だし、事件発生も知らない。当然"白雪姫"とも接点は生まれてないはずだ。
エンディングのダグのセリフに焦点をあてると、上を否定されている気がする。
ダグBは何かを知っている気がしてならない。
しかし作品的配慮なのだろうか。
今まで作品の主観がダグであったが、途中クレアに主観が変わる。
それを考慮すると、ダグとクレアの間に繋がりを持たせたくて・・・と。
それとも、クレアのセリフを受けたダグが、何かに気づいた・・・と。
そりゃダグ頭良すぎだろ。

とにかく、ダグは生きているし、ダグとクレアは良い関係になる。
そういうことだろう。

P.S.
ザ・ロックにも出てくる「愛国者」のセリフ。
ブラッカイマーが好きなのかな。

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