the butterfly effect

「自分を思い出すことは必要ないだろ」




父親の遺伝により、過去の記憶を操作できてしまう主人公エヴァン。
過去の記憶の扉を開け、行動を変えることでその後の人生に変化をもたらす。

記憶とカオス理論のテーマが面白い。
あの時ああしていれば。あの時あんな事しなければ・・・
それは誰もが一度は思うこと。
ただ振り返るだけである過ぎ去った記憶に、そのシーンの中へ戻ることが出来るとは!羨ましい!
そのシーンの記憶をある種ブラックボックスとして記憶することで、エヴァンはそのブラックボックスの中に飛び込むのだが、ごまのすけもそんな能力ちょびっとだけ欲しい。(鼻血は我慢します。)

一度ブラックボックスに飛び込むと、そこから現在に戻ってくるまでの記憶が脳に追加されるという設定なのだが、やり過ぎると脳メモリがパンクして祭になってしまう。
この制限=現実味が、エヴァンがスーパーマンになることを抑えている。

少しのリアリティが生まれる事で、話の輪郭もはっきりするね。(意味ワカンネ)

初恋の人は、今では他人。でもそれでいいんだ。
そんなエンディングがちょっと切ない。

後悔した過去に戻れても、さらなる後悔が生まれるだけ。
後悔から生まれた事を経験に変えてこそ、前に進めるじゃないか。
過去は過去。今を生きよう!
(言ってるだけじゃだめなんだ!行動しなくては!!)

記憶に残る映画です。是非。


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