広告の教科書

新しい教科書シリーズ、6号目「広告」って本を読んだ。

広告の歴史、広告ができるまで、広告を作る人たち、広告のかたち、と大きく4章あるんだけど、まさに広告の教科書。

コカ・コーラ、オリンピック、IラブNY、NIKE...などなどの解説、時代背景の紹介。
広告のできる流れ、ハプニング、随所で関わるクリエーターのお話。
広告メディアの様々なかたち。

なかでも一番興味があったのは、最後の広告メディアのかたちだったかな。
一昔前まではテレビ、新聞、ラジオが主だったけど、インターネットによるインタラクティブな広告の発展、街メディア・イベント、...etc.
広告を見ない日が無いっていうぐらい、日常は広告に溢れてる。それだけ情報が溢れてるってことなのかね。情報化社会だっけ。
まぁそれはまた別の話だとして、この情報量の多さ/情報化が、広告の多様化を生み出したんだと思う。
それぐらい、今広告というのは多様性を持って拡張発展している。
本文中で紹介されている通り、「足し算ではなく掛け算でメディアを使う」イコール、連鎖性のある広告。
そう、より広く多くの人に伝わる広告とは、戦略ある広告なのだ!?

まぁそれは置いておいて、ごまのthree-point!

・ブランドと消費者を結びつけるのが広告である
・広告は公共の場であり表現の場でもある
・メディア無くして広告なし!逆もまた然り。

とにかく多様化する広告を実際の広告・人物を交えて分かりやすく紹介している、広告の入門書的なこの本。
とても好奇心をくすぐる一冊ですよ。
(他のあたらしい教科書シリーズもチェックしてみたくなりました。)

・・・ごまのすけの雑談・・・
マーシャル・マルクハーン曰く、
「活字やラジオはホットである。活字が線的に熱っぽく思想を突き詰め、音声が感情に訴えかける。
 テレビはクール。面的で、活字的思想の無理や嘘をばらし、全てを相対化する特性を持っている。」
と文中では紹介されいる。
思想家、社会学者であるこの人。ちょっと興味あるかも。


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