星の巡礼

”我々はみな、誰かに教えてもらう前から、すでに答えを知っているのだ。”

星の巡礼 (角川文庫)

著・パウロ・コエーリョ

「では、聖なるRAM教団の名のもと、汝は自らの手で、生命のことばにふれ、全世界あまねく、そのことばの目撃者になる力を得よ」
RAM教団の儀式を経て、"マスター"の称号を得るはずであった主人公は、あることからその称号を受けられなくなる。
しかし復活のチャンスが得られた主人公は、目的を果たすため、サンチェゴへの道を歩む事になる。
これは著者パウロ・コエーリョの自身の経験に基づいた、巡礼の話である。

アルケミストよりも遡り、著者の最初の小説。
最初はSFかファンタジーなのかと思って読み出したら、とってもスピリチュアルなお話なのでした。
主人公が彼のガイドと一緒に巡礼の道を進み、彼の"良き戦い"の中で経験し、学び、成長していく姿が描かれている。
そして時折開催される、不思議な講座。
How to do本よろしく、実践してみよう!ということでパウロ先生と一緒に講義を受けれる特典付き。
ちなみに全てスルーしたのは秘密です。
しかしながら前作アルケミストもそうだったけど、本作内で語られる言葉には、なるほどなぁと思えるセリフがあるのです。

ということで、ライトセーバーやフォースは使えないけど、アガペは感じるようになるかもしれない本作。
もちろん、実習を全てやり抜いたらのお話で、最終的に改宗する必要があるかもしれません。

おすすめ度:70点

ちなみに、美輪明宏は出てきません。

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