USその2

さて不定期アメリカ覚え書き記事第二弾。
初日から洗礼を浴びまくった僕はなんとかあちらのチームと知り合う努力をしつつ、アメリカ生活に溶け込もうと試行錯誤を繰り返していた。

長い生活、外食ばかりでは飽きてしまうだろうからキッチン付きのホテルで自炊を試みる。
アメリカといえば分厚いステーキやグロテスクなケーキである。



自炊してサイコロステーキのようにしてみたものの、固いガムを食べているように顎が疲れる。肉はやはり和牛が良いなぁ。。
スモークサーモンはさすが産地が近いだけあるのか美味しい。サーモンは好んで買うのだけど日本で買うと高いし臭みのあるモノにあたることが割とあってガッカリするのだけど、ここではそんなことは無いので嬉しい。

ということで牛肉はあまり期待できなさそうなので鶏肉や先輩おすすめのクラブケーキなどがもっぱらの具材になったのだった。


一方の、カラフルケーキ。
試しに一つ試してみたけれど、甘ければ良いという、何の控えめもない垂れ流しの甘さに思わずフォークが止まるほど。
一体どうしてこんなことになるんだ。。











一方、アルコール面では嬉しい点も。
ワインはカルフォルニアワインが安く飲めるかな?という期待をしていたのだけど、日本の価格と大して変わらない。為替の恩恵を受けてもなおそこまで変わらないので、こちらのスーパーに売っているワイン程度では違いが生じないのかもしれない。
しかし、ビールは違う。日本でIPAを飲もうとすると普通のビールの1.5倍かそれ以上の金額を取られるが、本国アメリカだと200円程度で飲めてしまうので嬉しい限りだ。
種類も豊富で、大抵のスーパーでは6本セットが最小購買単位になるのだけど、自分で銘柄を選ぶ買い方もあり、色んなものを試す事ができる。


夜な夜な暇になると、こうして一人でビール瓶を並べてしまうということもしてしまう。


ちなみに調べてみたところ、NUMBER OF BREWERIESのページによれば、2015年の時点で4000以上の醸造所があるらしく、経済効果は2014年の時点でおよそ$55Billionだというのだから驚きだ。
一方日本はというと、地ビールの醸造所は300弱になるらしく、まさに桁違い。
アメリカのどこのスーパーに行っても色んな銘柄がるはずだわね。

それなりに色々なIPAを飲んでみて、好みのIPAを三つ挙げるとしたらこの三つだろうか。
まず、ワシントンで灼熱地獄にさらされながらスーパー歩いた日に、オイスターバーでオイスターをつまみながら飲んだOskar Bluesが忘れられない。カラカラの喉にIPAの苦みとうまみが喉を突き抜けていくあの爽快感ったら無かった。
あるいはUinta BrewingのHop Nosh IPA。他IPAであるRedhookをトータル的にコントラスト強めにした感じで、苦みよりも華やかさが特徴として出てくる。なんとなく好きになった味。
Karbach BrewingのHopadillo IPA、これはヒューストンの地ビールで、ヒューストンで店員さんにIPAのおすすめを聞いたら教えてくれたもの。これもうまい。

他にもあるけど、言い出したら切りがない。それほどまでに多様なビールがアメリカにはある。
そういえば、あの有名なSierra Nevada Brewingはスーパーでよく見かけたが、あっちでは飲まなかった。近くのスーパーで扱っていたので一本買って、やっぱうまいなぁとは思うものの、一缶500円。日本で飲むには、コスパの面ではやはり劣ってしまうのよね。

成田に戻ってサッポロだったかビールを一杯のんだけど、うすっ!と思わず思ってしまった事を覚えている。あのIPAな日々は僕のビールの趣向に刺激を与えすぎたのだ。。
とはいっても、日本のビールだって負けてはいない。
各社色んな趣のビールを次々とリリースしており、IPAのような個性の強さで競うのではなく、味わい深さで舌を楽しませてくれるので、今後も楽しみだ。








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