天城山

飛騨高山ですっかり懐が淋しくなってしまった僕ですが、ついにクッカーとバーナーも手に入れてしまい、ますます財布の中身はすっからかん。
山に登って己と収支を見つめ直そうということで、先日天城山に行ってきましたよ。

実は昨年一度行ったものの濃霧で登山を断念していることもあり、リベンジ登山。
雨男の疑惑をかろうじて払拭しつつ、天城は万三郎岳へ初アタックな今回は、前日の雨で足場がぬかるむ環境の中、山頂で繰り広げられるパスタ対決を興じることに。


バーナーはSOTO、クッカーやカップ類は悩みに悩んだあげくSnow Peakに魂を売り、この度初デビュー。
自宅で一度練習済みの水パスタ(事前に水につけておけばそのまま茹でるだけのライフハック)を試すものの、やはり山頂だと勝手が違いなかなか期待通りの仕上がりにならない。
何より出汁やこげなどによる後片付けも必要になるので、まだまだ山頂クッキングの道は長そうだ。テフロン加工のフライパンが欲しい。

当然パスタ対決には惨敗。
というかこの日の勝者はウィナーだけにウインナーで、それをグリルする網の絶大なる威力を目のあたりにしたので網が欲しい。ウインナーだけに。

ところで、ペペロンチーノのために鷹の爪やベーコンやにんにくスライスを用意してきたのだけど、このにんにくが曲者。
真空パックx2をしても自分のザックから漂うニンニク臭と格闘しながら登る山は何とも辛かった。くせーのなんのって。周りまでは届いてなかったらしいのが唯一の救い。

ちなみに登山道はなかなか樹海っぽくところどころもののけな雰囲気があって不思議な空気を吸う事が出来る。あとアスレチックみたいなハシゴがあったりする。
この写真はアセビのトンネルと呼ばれるスポットで、春になると毒をもった小さな花ができるようで、それを食べた馬が酔っぱらったように苦しむ事から漢字では馬酔木と書くらしい。恐ろしい。

根っこが岩の上をはって土に届く感じがまた良い。しかしなぜこのような形になったんだろうか。


標高1405mとあるが、登ってみると丹波大山より疲れは残らなかった。
中腹の駐車場までは車で乗り付けるからかなぁ。

というところで、当分はクッカーで作る登山飯にチャレンジしていこうかなぁというところ。

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