トルコ-北イタリア旅行 10日目 最終日

6/18(水)

5:00
起床。今日はミラノへ行くので昨日より早起き。
旅行の時は早起きができるんだよなぁ。

7:00
昨日と同じくメストレ駅で朝食のセットを買い電車へ乗り込む。
今日は何故か昨日選べたカプチーノが選べない。イタリアーン。

9:40
ミラノ中央駅に到着。
さすが国際ステーション、大きい大きい。
スイスで乗ったSBBも見れて、ちょっと懐かしさを覚えたり。
さてミラノ市内へ行くには地下鉄やバス、トラムを利用するのだけど、市内であれば一日フリーパスのチケットがあるのでそれを使えばお得にミラノを楽しめる。
券売機から買えるのだけど、親切に声をかけてきて勝手に操作をして説明料を求めてきたり、あるいはスリ目的の人がいたりと、ミラノ中央駅は良い話を聞かない。
なので、そこらへんの売店で一日券を買って、券売機は華麗にスルー。
観察していると券売機付近にうろうろしている男性を数箇所見つけたので、今でもそういうことはありそうだ。。


メトロに乗って、最初に向かったのはサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。
かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチ作の"最後の晩餐"を拝むのだ。
フィレンツェで美術館賞しなくとも、最後の晩餐は押させておきたい。


最後の晩餐鑑賞は完全予約制で、渡航前に予約を抑えていた。というか、この日のこのタイミングしか空いてなかったのもあり、今日がミラノになったというわけだ。
15人程度のまとまりで、最後の晩餐が飾られている空間に案内される。

教科書や写真でよく目にしていた最後の晩餐ではあるけれど、実際に目の当たりにすると迫力のようなものを感じる。
壁画であるが故の巨大さから受ける心理的印象はあるだろうけども、制限時間が来るまでずっと眺めていられたなぁ。


11:30
最後の晩餐を堪能し、次に向かうはサッカースタジアム、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ通称サンシーロ。
(指摘されるまでサンシローサンシローと言っていたのは秘密)
郊外にあるサンシーロへ到着するのに乗り換え地点で乗るべきトラムがなかなか分からず右往左往していると、郵便配達のおっちゃんが話しかけてくれて行き方を教えてくれた。サンキューおっちゃん。


サンシーロではシーズンオフのため試合は無いのだけど、観光客向けの解説ツアーを開催しているので、それに飛び入り参加。
運良く到着時にちょうど始まる回に参加でき、ミックスゾーンで遊んだり選手控室にある本田のシートに座ったり、他の参加者達と一緒にはしゃぐ。



一般席は赤のプラスチック製シートが普通なのだけど、VIP席はやはり違う。


14:00
セリエAなんて普段見ないくせにちゃっかりサンシーロへ行くミーハーぶりを炸裂させたところで、今回も下調べして是非立ち寄って見たいレストランへと向かう。
イーゾラ・デル・テゾーロというお店で、ドゥオーモから南東へ少し外れた場所に位置する。
ビジネス街にあるからか、周りにはスーツを着た男性グループも多く見られる。
店内はサッカーグッズが多く並んでおり、夜はサッカー観戦で賑わうのだろうなぁという雰囲気。
肝心の料理は当たりのお店!
海鮮料理が得意のようで、ウニとアサリとカラスミを使った3つのオーガズムというパスタを選んでみたところ、塩っ気が丁度良く効いていて美味しい一品。
前菜の、まぐろを薫製にして薄くスライスしたものが、生ハムの様な美味しさで今まで食べた事なくそれまたビックリだった。
この旅行に向けて下調べした店達の中で、今回初めてのアタリというのが嬉しい様な悲しい様な。。






15:00
ミラノに来たら立ち寄る場所であるドゥオーモ広場へやっと寄る。
正直、フィレンツェのドゥオーモよりも好きだ。
目の前に佇む世界最大級のゴシック建築は、その圧倒的なまでの迫力が全身を覆ってくる。
正面では軍服を着た男たちが見学者のバックをチェックするというセキリュティポイントもあり、ますます厳かだ。

まるで、要塞というか宇宙戦艦というか、とにかくかっこいい。中に入ると内装もまた重厚感があってたまらない。


ドゥオーモの横にはガレリアも。


16:00
帰りの電車の時間がそろそろ迫ってきているが、メストレ駅に着く頃には店も閉まっていそうなので、ミラノのスーパーで夕食の食材を買っていくことにする。
道行くじい様にスーパーの場所を聞きつつ、生ハムやチーズ、サラダやワインを手早く買って、電車へ乗り込む。
実は最後の晩餐になるのだけど、既に海外料理に食傷気味の二人の間ではサッカー観戦しながら部屋で食べることに異論は出なかった。



19:40
相変わらずメストレ駅周辺は何も無い。
ホテルまで戻ると近くのスーパーが予想外にやっていた。確か20時で閉店のはずか、21時だったみたい。
ミラノで買ってきたのに!

ワインを買って帰ってきたにはいいけど開ける獲物がない。
仕方なしにバーカウンターでスタッフに開けてもらうのだけど、スタッフは客と一緒になってワールドカップの中継かじりついている。
サンシーロでパブリックビューイングなんてあったら面白かったんだけどなぁとか今更思う。
まぁあのときはライブの舞台設営でそんな環境になかったけど。

最後の晩餐。
嫁は日本の味が恋しくて、キャリーケースをごそごそしていると思いきや日清カップ○ードルを取り出しそれを食べていた。
お裾分けをもらうと、何故か安心できる味にほっとしてしまう不思議。



こうして、長く濃ゆかった新婚旅行も終わりを迎え、翌日イスタンブール経由で帰国の途につくのであった。

いやぁ、こうして思い出しながら10日間(前後の移動と時差を含めると13日間) を書き起して行くと、改めて濃ゆく長くよく動いた旅行だった。
お疲れさんでした。

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