ゼログラビティ

"あなたを掴んでいたのに"

周囲で賞賛の声を聞いていた映画ゼログラビティ。
公開前からIMAXで観たいと思っていた本作を、暇を見つけて見てきた。

映画を観るのに期待すると裏切られることが多いのだけれど、この映画はそうじゃなかった。面白い。
宇宙空間の美しさや恐ろしさをCGだけではなく演技力でも見せつけられた。
絶賛公開中なので内容は省くとして、サンドラ・ブロックもジョージ・クルーニーもお見事。
ていうかジョージ・クルーニー演じるマットはイケメンすぎてちびるし、極限の状況においても理性的な行動が取れる"コマンダー"の理想がそこには描かれている。
サンドラ・ブロック演じるライアンは"ミッション・スペシャリスト"として困難に立ち向かうその姿は息をのむものがある。

ちなみに宇宙飛行士の各役割については、JAXAの次のページが参考になる。
宇宙飛行士にはどのような種類の役割があるのですか?

映画で登場するデブリの存在とその怖さはプラネテスで知っている事柄で、描かれる心理描写も予想を超えるものでは無かったものの、超美麗かつ大迫力のCGで再現された宇宙空間は3Dメガネを通してリアティを持って迫ってくるそれは、十二分に魅了されるものだった。
デブリが襲ってくるシーンでは画面の奥から手前に通過するデブリに声が出そうになるし、次々と危険が迫る状況に自然と体に力が入るし、呼吸に苦しい場面ではつられて息継ぎを忘れそうになるくらいだ。
それほどまでに迫り来る映像力は圧巻。登場人物が見ている景色が眼球に映るCG技術は最近のハリウッドでは当たり前なの?どうなってるの?

是非3Dで見るべき映画。上映時間は90分なので、目が痛くなるほどではなかったよ。

ちなみにエド・ハリスも出ていたことを後から知る。気づかなかった!
オマージュ的な感じだね。

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