俺は字が汚い。
それはもう染み染みするほどである。
昔はどうやらそうでもなかったようだ。
年が経つにつれて、どんどんと雑になっていったようで、その成果は目を見張るものがある。
思うに、字を書くということは心の所作を写しているのではないか。
割とせっかちな性格である俺の字は、書き殴ったような乱暴な字であることが多い。
書いている内に書く手が疲れて、早く済ませるようにさっさと書こうとする傾向がある。
その結果、妙ちくりんな文字が連なることになる。
もちろん、汚く書こうとしているのではない。
綺麗に書こうと思ってみても、次第に億劫になり始めて、書き終えてみればやっぱり雑な字であることもしばしば。
"字は人をあらわす"と言う言葉がある。
なるほど、言い得て妙である。雑な字は雑な心模様を表しているように思える。
では丁寧に書けば良いではないかという声が聞こえるが、物事はスイッチを押す様に簡単には変わらない。
そこで考えた。
字を書く事は苦手だが、書くことには始まらない。
では日記を付ければ良い、というアイディアも閃くが、そこはMr.三日坊主が顔を出す。
ならどうすれば良いかと思ったところ、書くこと自体に楽しみを持つべきだと、はたと思い当たる。
書くことを面白く。
それで行き着いたのが万年筆だ。
以前から、とある人が使う万年筆とその文字を見て「いいものだなぁ」と思っていたこともあり、一ヶ月ほど前から万年筆を使い出したのだ。
万年筆なんてお高いのだろうと思っていたけど、探してみれば鼻水が出るものからお手頃なものまで、幅広く揃っている。
その中で、軽くて書き易いLAMYのアルスターを選んで使っている。
そうすると下手の横好きからくる欲望により、ノートも選びたくなってくる。
試してみたのは、ツバメノート、ライフのノーブルノート、アピカのC.D.NOTEBOOK、そしてLiscio-1。
そんなにノートを買ってどうするのかアホなのかと言われてしまいそうだが、買ってしまったものはしょうがない。
書き比べてみた結果、liscio-1とC.D.NOTEBOOKが俺にとって書き心地が良いようだ。
C.D.NOTEBOOKはインクの発色が良く、紙が非常になめらか。インクの乾きが若干遅いところが逆に、インクが紙に染みて行く様を感じ取る事が出来て書くことを楽しませてくれる。
一方、Liscio-1は前者と比べて、なめらかというよりペン先を走らせる感触が丁度良い。C.D.NOTEBOOKが滑らかに滑るスケートリングだとしたら、こちらは路上を走るローラーブレード、という例えはうまくはないなぁ。
というか例えを出していて気がついたけど、前者は摩擦係数が小さく滑らかな仕上がりで、後者はそれに比べれば摩擦係数が大きいものの、それが書いている感触をより確かなものにしてくれる、ような。
加えて、紙から受ける印象が柔らかで、書いたあとに見る文字はLiscio-1が良さげである。
しかしノーブルノートのクリーム色も良いものだし、ツバメノートの普通に使える感とコストパフォーマンスも魅力的である。
ところで、最初に入っていたカートリッジ式の青色インクから、コンバーターで別のインクに切り替えるのを本日試してみた。(なので今回このエントリーを書いていたり。)
"月夜"と銘打つそのインクの色は、青白く少し緑かかったような色。
恥ずべき汚字を晒すのは憚られるが、連休中も拘束を受ける我が身を嘆き、一心不乱にインクの取り替えを行った末路の端をさらけ出さずにはいられない。
さて文が意味不明になってきたのでそろそろ終わり。
相変わらず字は汚いままで絶望的であるものの、万年筆は楽しい。
インクは通常売っている分量ほどいらないので、色々試せる様な、少量バラエティーパックなどないものか。
それはもう染み染みするほどである。
昔はどうやらそうでもなかったようだ。
年が経つにつれて、どんどんと雑になっていったようで、その成果は目を見張るものがある。
思うに、字を書くということは心の所作を写しているのではないか。
割とせっかちな性格である俺の字は、書き殴ったような乱暴な字であることが多い。
書いている内に書く手が疲れて、早く済ませるようにさっさと書こうとする傾向がある。
その結果、妙ちくりんな文字が連なることになる。
もちろん、汚く書こうとしているのではない。
綺麗に書こうと思ってみても、次第に億劫になり始めて、書き終えてみればやっぱり雑な字であることもしばしば。
"字は人をあらわす"と言う言葉がある。
なるほど、言い得て妙である。雑な字は雑な心模様を表しているように思える。
では丁寧に書けば良いではないかという声が聞こえるが、物事はスイッチを押す様に簡単には変わらない。
そこで考えた。
字を書く事は苦手だが、書くことには始まらない。
では日記を付ければ良い、というアイディアも閃くが、そこはMr.三日坊主が顔を出す。
ならどうすれば良いかと思ったところ、書くこと自体に楽しみを持つべきだと、はたと思い当たる。
書くことを面白く。
それで行き着いたのが万年筆だ。
以前から、とある人が使う万年筆とその文字を見て「いいものだなぁ」と思っていたこともあり、一ヶ月ほど前から万年筆を使い出したのだ。
万年筆なんてお高いのだろうと思っていたけど、探してみれば鼻水が出るものからお手頃なものまで、幅広く揃っている。
その中で、軽くて書き易いLAMYのアルスターを選んで使っている。
そうすると下手の横好きからくる欲望により、ノートも選びたくなってくる。
試してみたのは、ツバメノート、ライフのノーブルノート、アピカのC.D.NOTEBOOK、そしてLiscio-1。
そんなにノートを買ってどうするのかアホなのかと言われてしまいそうだが、買ってしまったものはしょうがない。
書き比べてみた結果、liscio-1とC.D.NOTEBOOKが俺にとって書き心地が良いようだ。
C.D.NOTEBOOKはインクの発色が良く、紙が非常になめらか。インクの乾きが若干遅いところが逆に、インクが紙に染みて行く様を感じ取る事が出来て書くことを楽しませてくれる。
一方、Liscio-1は前者と比べて、なめらかというよりペン先を走らせる感触が丁度良い。C.D.NOTEBOOKが滑らかに滑るスケートリングだとしたら、こちらは路上を走るローラーブレード、という例えはうまくはないなぁ。
というか例えを出していて気がついたけど、前者は摩擦係数が小さく滑らかな仕上がりで、後者はそれに比べれば摩擦係数が大きいものの、それが書いている感触をより確かなものにしてくれる、ような。
加えて、紙から受ける印象が柔らかで、書いたあとに見る文字はLiscio-1が良さげである。
しかしノーブルノートのクリーム色も良いものだし、ツバメノートの普通に使える感とコストパフォーマンスも魅力的である。
ところで、最初に入っていたカートリッジ式の青色インクから、コンバーターで別のインクに切り替えるのを本日試してみた。(なので今回このエントリーを書いていたり。)
"月夜"と銘打つそのインクの色は、青白く少し緑かかったような色。
恥ずべき汚字を晒すのは憚られるが、連休中も拘束を受ける我が身を嘆き、一心不乱にインクの取り替えを行った末路の端をさらけ出さずにはいられない。
さて文が意味不明になってきたのでそろそろ終わり。
相変わらず字は汚いままで絶望的であるものの、万年筆は楽しい。
インクは通常売っている分量ほどいらないので、色々試せる様な、少量バラエティーパックなどないものか。
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