クロアチア旅行記 day3

Day3
〜アドレア海の真珠〜

10:30
ホテルで朝食をのんびりとり、ゆっくりと出発。
今日は一日ドゥブロヴニク滞在なのでゆったり過ごせる。街も昨日半日でぐるりと周れる程度だと分かったので、余裕ある行動がとれそう。

道を歩いて行くと途中で装甲車が。
クロアチアはかのユーゴスラビアから独立するため紛争を経験した歴史があり、そうした歴史の爪痕が各所にある。
ここでは、その当時使用されていたであろうものが展示されていた。
"MAJSAN" というニックネームが付けられていたな。

27


街の北に位置するスルジ山という小山に登ると街全体を見渡せるのだが、少し雲がかかっているため暫く路地裏をブラブラすることに。

(続きはタイトルをぽちり)




ドゥブロヴニクは史跡と海と生活感が織り混ざる良いところ。
30

狭い場所でもテーブルと席を並べ、コーヒーやアルコールを飲みながら談笑する。
ヨーロッパの風景。
32


ちょっと疲れれば、休憩するカフェは沢山ある。
かつては船の修船場だったという古い建物を利用した店で小休憩。
何人かアゴに手を当てて考え込んでいる。ヨーロッパの風景?
31

食べかけで失礼。
ロジャタと呼ばれるプリンのような、プリン。右手は伝統菓子のマカロニケーキ。
糖分補給で元気回復。
33

ふと見ると、スルジ山山頂にかかっていた雲がなくなり晴れて来たので、ここぞとばかりにスルジ山を目指す。
34


城壁の外に出て、ロープェイで山頂まですぐ。87kn。
このケーブルカーは紛争により破壊されたものの、2010年に復活したとのこと。
35

山頂には、当時攻撃にさらされた跡が残されていた。
36


独立宣言をするもセルビア・モンテネグロはそれを認めず、近隣するここドゥブロヴニクはその勢力に包囲され、7ヶ月間もその攻撃対象となったそうだ。
37


38


そうした建物の後ろには、人もいなくドゥブロヴニクの街並みを一望できる景色が広がっていた。
ロープウェイ手前の展望台までしか人は来ないみたいで、建物裏には「your risk」= 自己責任でどうぞ、の看板が立っていた。
スルジ山は紛争中に連邦軍が布陣した場所であり、安全が十分に確保されてはいない土地柄との情報も。
でもここは穴場。
39


細長い地形が分かる。ここからイタリアは、、見えないね。
40

ロープウェイ発着場の横には、石碑がある。
世界遺産に登録されているドゥブロヴニクは紛争の影響から危機遺産に指定されたが、その後紛争が終わり除外されている。
44

内陸側を見ると荒涼とした風景が広がっている。
41


アドレア海の真珠。
紛争により危険にさらされながらも、今もこうしてその姿を保ち続けている世界遺産都市。
スルジ山からの眺めは、ドゥブロヴニクに来たら一度見ておきたいものだし、見れて良かった。
42


さて観光は続く。
ルジャ広場に戻りカフェでジェラート休憩をしつつ、聖ヴラホ教会の上に備えられた聖ヴラホ像を写す。
時は10世紀、ヴェネチア人の襲撃を聖ヴラホが事前に知り伝えた事で、ドゥブロヴニクは守られ、彼は守護聖人とされたそうな。
今でも結婚式はこの聖ヴラホ教会で挙げられるそうで、街の人々からの信仰は厚いそうだ。
45


教会裏にある中広場には、露店が建ち並び青空市場となっている。
46


青空市場を後ろにさらに上へと進んで行くと、聖イグナチオ教会がある。
バロック様式の重々しい雰囲気。
47


坂道の多い旧市街。路地裏散策は続く。
49


いたる所に猫がいる。
外国の猫は場所にもよるけど痩せて栄養が十分でない猫をみかけることがあるけど、ここの猫達はみな毛並みが良い。
飼われているのだろうか、時折首輪も見かける。
野良の動物達からは、その場所の清潔感や食べ物の量、人と動物の接し方など、そうした点を垣間みる。
ここには港があり釣り人もいるから、猫達にはたまない場所なのかも。
50


昨日、城壁の上から見た海沿いのオープンテラスを発見し、ちと休憩。
アドレア海の風を感じながら優雅に地ビール。たまらん。
しかし西日が強く、ぼちぼちで引き上げたのは内緒。
51


16:30
さて、大体は見て回れたんじゃないだろうか、お腹いっぱい感が湧いてくる。
そうだ、最後に修道院の中を見てみよう、ということでフランシスコ修道院に戻る。
53


中は回廊になっており、小鳥のさえずりが聞こえる癒しの空間。史料室などもある。
54


19:00
旧市街を堪能したので、ラパッド地区へ戻ることに。
来る時に気になっていた店に入り、お肉を頂く。
ビフテキ、ラム肉。焼きが加減が柔らかみある丁度良い具合なのだけれども肉は臭みが若干残る感じで、そんなに美味しくない印象だった。
しかしポテトがうまい。

接写しすぎて分からなくなった写真がこちら。
56


クロアチアワインを美味しく頂き、酔いどれ様に夜景をぱちり。
水面に映る灯りが綺麗。
55



酔っぱらったままバタンキュー。
ドゥブロヴニクは1日もあれば十分見て回れる。
もう時期はすぎたけど、夏にはサマーフェスティバルやハムレットの野外劇などが催されるそう。
チャンスがあれば、夏にまた来てみたい場所だ。

さてday4は国内線に乗り、クロアチアの首都ザグレブへ。
今度は荷物が消える事はない、ハズ。続きまーす。

コメント