クロアチア旅行紀 day1

昨年ヨーロッパに魅せられた俺だけど、今年も縁がありヨーロッパはクロアチアに行って参りました。
クロアチアは中世の雰囲気をそのままとした城壁都市や美しい国立公園を有し、目の前に広がるアドレア海が観光国としての人気に拍車をかけているそうで。
アドレア海といえば某スタジオジブリ作品に出てくる飛ぶ豚を連想する。果たして赤い豚に会う事ができだろうか。
そうだ、きっと生ハムがうまいに違いない。
そんな期待に胸を躍らせつつ、今回の旅は過去初の、国内線&長距離バスを使用して各地を回るプランを組み立てたので、どきどきしながら手配。
国内線はあちらのスタッフと何度かメールをやり取りして万全を期しつつ、長距離バスは時刻表が探しきれなかったので、まあなんとかなるだろうということで当日聞いて行動することにして、出発を控えることにした。

ということで、美しさと癒しとハプニングが入れ混ざるクロアチア旅行記を、day1からお届け。
ちなみにクロアチアへのフライトは、行きはこんな感じ。
成田 → ウィーン(1泊) → ドブロブニク


続きはタイトルをぽちっとな。




Day1
〜旅の序章から既にクライマックス〜

9/30

5:30
毎度のことながら長期休暇の前まで本当に休めるのかという不安が拭えず、現実感の薄い朝を迎える。
残る支度をして、成田行きのバスへ。
台風が近づいているようだけど、運行状況を確認したところ、定刻通りのようだ。good!
バスの乗車が前回はかなりギリギリになってしまったけど、今回は丁度な時間。
良い感じである。

8:45
成田に到着。
前回と同じ様に海外用のwifiルーターを借りて、朝食を食べてゆっくりするかー、とか思いながら、掲示板から運行状況を再度見ておく事に。



あれ?一箇所だけ赤文字になってる。
他の便は飛ぶのにこれだけ飛ばないなんて、狙い撃ちもいいところじゃ、、、えっ?

眼をパチクリして見返しても、その便は搭乗を予定しているオーストリア航空に変わりなかった。

ちょっと何書いてあるかわからない。ワタクシエイゴヨメマセーン。
そして嘲笑うかの様に日本語でトドメをさしてくる掲示板。



OK緊急事態だ。
フライトがキャンセルされるとどうすれば良いんだ。
フライトキャンセルは想定外で、バックアッププランはないぞ。
チケット買った代理店に確認しようとするも時間外だから連絡つかないし、とりあえず今から出るウィーン行きを調べてみると、ミュンヘンやらパリ経由で行くのがあるみたい。
んー、どうしよう、それもダメならせっかくの長期休暇だしいっそ国内旅行にしようかな沖縄がいいかなー。
あ、こうした場合チケット代ってどうなるんだろう。規約を読んでみよう。
天災の場合、、ふむふむ代理店側のキャンセルになれば返金があるのか、ってかいま代理店休んでるじゃん。
まあそうした事は後から考えるとして、やっぱ沖縄もいいけどまだ行ってないところがいいよなぁ。

とか色々考えながら、とりあえずカウンターに並ぶ事にした。

カウンターに並ぶ先頭の様子を窺っていると、どうやら振り替えを手配している様な動きを職員がしている。
おお、これは期待できるのか!?

9:45
相方のハゲトークを聞きながら、ただただ談笑している我々2人組。
なんとかなるだろうと楽観的に思いつつ、相方は相方で、またパリに行ける!とか言ってる。パリには行かねえ!
そして待つこと45分程度で、番が回って来た。
とにかく早く来ておいて良かった。後ろの行列が凄まじい。

職員のお姉様に相談すると、ミュンヘン経由のウィーン行きがある模様。
ただ、乗り換えが1時間ほどしか余裕がないみたい。
ウィーンへ行ければなんでもいいです。
荷物はウィーンでピックアップする旨を伝えて、手配を進めるお姉様。
席とれそうですかね? と聞く俺に対して、お姉様「ご安心下さい!」
うおー!おねーさーん!!
ウィーンまで行ければどうにかなるだろうと安堵しつつ、同じく振り替えしてもらった紳士の雰囲気を醸し出すおじさま2人とハーフでかわいい女の子と、荷物を預けるのを待機する。

ちなみにカウンターにはこんな貼り紙。

振り替えは電話センターに電話してやるそうだ。かなり手作業でバタバタしている模様。
席のダブルブッキングとか起こらないのだろうか。
この混雑で電話が繋がらないようでちょっとハラハラしたけど、無事に席を確保。
ちなみにチケットはミュンヘン行きまでは発券されたものの、ミュンヘンからウィーンへは写真下にあるようなペラペラの紙を現地で見せて対応するみたい。
おおお、こんな紙で大丈夫なのか、、 ミュンヘンの1時間で諸々の対応はこなせるだろうか!

まぁとにかくヨーロッパまでは飛べる様になったので、一安心。
このバタバタだと荷物も心配になるけど、とにかく行かない事には分からない!

13:00
振り替えのバタバタがずっと続き、12:40発の飛行機が遅れて13時出発に。
振り替え客の諸々確認に手間取っているようで、搭乗口で待たされていた。欠航が発生するとお祭り騒ぎだな、、
出発が遅れると到着が遅れる=乗り換えピンチ!の図式でハラハラしていたが、とりあえず飛び立ったのでちょい安心。

ちなみにミュンヘン行きのルフトハンザ航空。
機内は綺麗でテレビもタッチパネル。何よりトイレが1つ下の階に専用フロアで複数用意されているのが素晴らしかった。

18:00
ミュンヘン到着。
ヤバい。18:35分初のウィーン行きに乗るのギリギリ! 黄色ランプが点灯している俺のハート。
機内から出るとウィーン行きのパネルを持った職員が待機しており、なんとエスコートしてくれる。
これは助かる!
一安心と思いその行進についていくと、荷物チェックのところに差しかかる。
先ほどの紳士が丁度前にいて、何やら職員のおばちゃんともめてる。どうやら成田で出た紙の振り替えチケットが正式なチケットじゃないからNGだとのこと。後ろにいた男性職員もまさかの同じ対応。
まじかよ!
赤色ランプが点灯して、おばちゃんに駆け寄るが同じ対応。そりゃそうだ。
さっきのエスコートしてくれた職員は荷物チェックパスのため職員ドアから先へ行っていて、こちらの状況を知らない。
何なのこのトラップ。
おばちゃんがチケットカウンターでチケット持ってこいと非情な事を言うがここで問答し時間をロスするよりさっさと発券してもらおうと思い急ぎカウンターへ。
カウンターの男性に急いで発券するよう言うものの、一言、「too late」
too lateじゃねーよ!飛行機もう出ちゃったじゃねーよ!
ミュンヘンどうなってんの。欠航に伴う振り替えとその遅延だつっても皆通常の対応しかしてくれないし、そういう情報シェアされないの?
俺のカラータイマーがピコンピコンと鳴り出した。
時は既に18:40分。他の振り替え客のことを考えるとまだ飛行機は飛んでないはず。
さてどうするものかと思ったところで、先ほどの紳士がついた他カウンターのお姉さんが、何やら電話をし始めている。
あのお姉さんはできるお姉さんに違いない!
なにせ黒髪ラテン系で美人!
ということで、説明する時間すら惜しいので、あそこのケースと同じだハゲ!(ハゲてはいない) と伝えると、やっと職員同士で連携をしてくれて、ラテン系美人が紳士と伴に荷物検査所へ行ってくれて、ゲートを通れる様になった。
やはり色んな意味でお姉さんは素敵である。

19:00
搭乗口にダッシュで移動。
思いのほか遠かったけれど、なんとか間に合う。
というか、搭乗手続きは振替客の到着を待っていたのか、まだ始まっていなかった。
そうであれば、ますます情報共有の仕方に疑問を抱くものの、疑問を抱いたところでそうしたシステム変更が容易ではないのだろうから、人間側の持つ、対応の柔軟性って大事、とか勝手に頷いてゲートを通過する。

19:20
ミュンヘン空港を離陸。

20:10
ウィーンに到着。
なんとかウィーンに着いた!ここまで長かった。。
空港にはさすが音楽都市、壁一面が楽譜になっている。おしゃれ。

後は荷物を待つだけ。
、、なのだが、いつまで経っても荷物は出てこない。
あれ?まさかの悪い予感的中?
成田で一緒であった紳士と女の子はどうやら荷物のピックアップが出来たようだ。
いやー、ハプニングって続くんだね!まるでドミノ倒し!
さて、荷物が出てこなかったらどうするんだっけ、ということでLOST&FOUNDカウンターに彷徨い込む。
職員に事を告げて、一枚の用紙に氏名、住所、連絡先を記入。
荷物の外見やブランド名を伝える必要がある。
相方は賢く写真をとっていたのでスムーズ。俺はブランドの正式文字が出てこず、黒いバックパックとだけ告げる。
ほんとに出てくるのだろうか、、
いつ出てくるか分からないので、ウィーンでのホテルと、次にいくドブロブニクのホテルを念のため告げておく。
荷物が見つかったら連絡してくれるとのことだけれど、クロアチアで連絡もらってウィーンにあると言われても困る。
なのでウィーンで一泊したらもうクロアチアのドブロブニクに行く旅程だから!そこらへんよろしく!
と言っても釈然としない。
念押ししてウィーンで止まっちゃうの?ドブロブニクまで届けてくれるよね?と聞くも、一言、「I don't know」

いやそこは手配してくれよ!!
無性に不安になりながらも、ドブロブニクいくかんね!ホテルここだから!と念押しして空港を後にする。
オーストリア航空、やってくれるぜ、、、

22:00
空港近くのホテルにチェックイン。
なんだかどっと疲れたけどハプニング続きで何故かナチュラルハイな2人。
最悪荷物なくても、パスポートも現金カードもあるし、カメラもあるし、衣類は現地調達でなんとかなるべ!とか相方と会議して旅程は変更せずに続行することに。
ウィーン滞在伸ばしても出てくるか分からんし。一晩たてば出てくるかも?

さて、荷物は無事出てくるか! ドキドキの朝を迎える day2 に続く。



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