ヨーロッパの旅 ~day4~

day4
〜憔悴と迫力とポテトパーティー〜

10/10

7:00
起床。さて今日はどこまで行けるか。

8:00
朝食をとり、身支度する。
オーナーであろうおっちゃんが、テーブルに来て簡単に話をする。
各テーブルを周り同じ様に客と談笑する。アットホームな朝。

9:00
出発。相変わらずおっちゃんは談笑している。そして長話。
鍵を返す時も話が始まる。ロマンチック街道を南下するルートを説明し始める。
「ナビがあるから大丈夫だよ」と言うと、"そりゃないぜ"という顔をするので、OKOKと話を聞く。客との会話が好きなんだ。
前日に日本で地震があったという話もして、日本のことも心配してくれていた。ほんと良いおっちゃん。

おっちゃんと奥様。素敵な夫婦です。

(続きはタイトルをぽちり)




おっちゃんと別れをつげ、そしてローデンブルグの細い道を無事抜けて、次に目指すはアウクスブルク。外は若干の雨。

この頃から車には洗濯物。バックミラーが見づらい。

折り紙かね。

ここで、初給油。燃費が良い&タンクがでかいので給油はそれほど必要なかった今回の車。
給油は日本のセルフと変わらず、DIESELシールも貼ってありノープロブレム。
会計は中のお店で。今回の旅はどの国でも同じ方法。

各ラベルも貼られており、迷うことも無いかと。

さてさて、アウクスブルクはというと、残念ながら街の写真はなし。
というのは、こんな事があったから…

アウクスブルクは持参したガイドブックにちょこっと紹介程度だった。
だから、なめていたのかもしれない。
予想に反して栄えており、街の中心地は路面電車と車が同じ車線を走っている。そして交通量が多い。
流れるままに交通の渦に飲み込まれ、車間は狭いわ電車におっかけられるわ逆に電車をおっかけるわ、などなど、パーキングを探すのも苦労するほど。
試しに路上パーキングに停めてみるものの、メーターがないので近くの女の子に聞いてみると、住民用のパーキングだったりする。
最終的に近く似合ったイオンのような大型ショッピングモールのパーキングに停めることにした。
そして、相方の右足の痛みもあり散策は断念。ここでの観光はやめて、ショッピングモールで塗り薬と昼飯を買い、脱出することにしたのだ。

そんな理由から、次の場所へ向うことにした。
しかし、ここでの運転は相方。助手席で俺は動画はバッチリ流していたため、市街中心部につっこみ男二人でギャーギャーいっている絵は抑え済み。(まだ見返してないけど)
なので旅行動画では街並みを少し確認できるかな。

アウクスブルクについていえば、街中は古い建物が多くかなり良い雰囲気があった。
車事情&実はそんなに時間も取れないことでパスしたけど、機会があれば観光したい場所。
#アウクスブルクは元15年にローマ人によって建設された記録を持つドイツ最古の都市であり、ロマンティック街道の中心的都市である。
#中世では金融ネットワークの中心都市として「黄金のアウクスブルク」と讃えられ、市庁舎は1615年に建設されたドイツ・ルネッサンス期最大の建築とされる。
#立派な教会が多く、世界史に登場する「アウグスブルクの宗教和議」はこの町で行われたようだ。
#最大の名所はフッゲライと呼ばれるところ。アウグスブルクはイタリアのメディチ家と並んで中世に莫大な富を築き上げた名門貴族フッガー家の拠点都市だったらしい。
#そのフッガーが、世界で初めて貧しい者を救済するために建設した福祉施設フッゲライは今も健在、とのこと。ミュンヘンと近いため、ミュンヘンからの日帰り観光も出来る。
#いま解説を見ると、魅力的な街だったようね、、、

大型ショッピングモール。イオンのようなとこ。Apple storeもある。

相方が足の腫に効く塗り薬を探す。

昼は車で移動しながら食べれる様に軽食。パンうまし。

13:00
ヴィース教会へ向う。
ロマンチック街道をちょっと東に外れた、何も無いところにある教会らしい。
ガイドブックのページを見た瞬間、これは是非行きたいと思ったところ。

南下していくとアルプス山脈も近づき、山々が見える様になる。テンションが自然と上がる二人。

14:30
高原を走り狭い山道を通り、教会に到着。
しかし観光客どころか人もおらず、周りには何も無い。
何やら小さい教会がぽつんとあるだけで、中は閉まっている。
おやおや。これは怪しいげということでiphoneで調べてみると、全く別場所にいるというオチ。(この教会の写真を撮り忘れ、、)


15:00
ヴィース教会にやっと到着。
#ヴィースの巡礼教会と呼び、1738年、ある農家の夫人がシュタインガーデン修道院の修道士が彫った「鞭打たれるキリスト」の木像をもらい受けたところ、このキリストの像が涙を流したという。
#教会ではこれを奇跡とは認定しなかったが、この噂は「ヴィースの涙の奇跡」として広まり、巡礼者が農家に集まるようになったそうだ。
#ヴィース(wies)とは、ドイツ語で草原の意味で、外観は牧場の中に建つ何の変哲もない教会。
#しかしロココ様式の内部の装飾はヨーロッパ随一と言われており、特にその天井画は「天から降ってきた宝石」とも讃えられている、とのこと。

しかしこの周り、何もない。山と牧場がただただ広がっている。

そして中に入ってみると……。
豪華絢爛。ため息がでるぐらい。

素晴らしい天井。

他の教会でも同じ様に、ローソクやキャンドルが灯されており、寄付をして1本立てるようだ。

後ろにはパイプオルガン。


ただただ圧倒される空間だった。
奥の通路に入っての撮影は禁止の看板があったが、ドイツ語で読めないせいなのか、ツアーで来ていた日本人観光客その他は、その通路に入って撮影していた。
ドイツ観光局を通じて、ヴィース教会が日本人団体観光客のマナーの悪さに不快感を表明している、というニュースを見たが、その一端がこれなのだろうか。
ツアーで来ているのだから、添乗員がいればその辺りの注意があっても良さそうだけど、、
ちなみに外にあるトイレは日本語の案内があった。
教会内の注意書き案内も日本語にするのは憚れるのかもしれないね。
観光スポットであっても、場所ごとに当然ながら注意と配慮が必要。というリマインド。

16:00
ヴィース教会を出発し、ロマンチック街道最南の街であるフュッセンへ。

#ノイシュヴァンシュタイン城やヴィース教会へのゲートウェイとして知られるフュッセンは、ロマンティック街道とアルペン街道の"交差点"となる街。
#ドイツアルプスの標高800mほどのところにあるドイツ最高所の街で、古くから保養地として知られているそうだ。
#市内にはホーエス城や聖マンク修道院など、見どころがいっぱいで、特に聖アンナ礼拝堂の「死の舞踏」は必見、とのこと。
#先に言っておこう。市内には行かずに郊外で遊んでいた。ぐぬぬ。

17:00
フュッセン近郊に到着。市内への道が何やら渋滞中。
NO渋滞YESアルプス。
ということで、近くの宿を探し、目の前に広がる景色を堪能することに。
時間もちょい遅めなので手こずるかと思いきや、2件目で確保。
しかしこのとき、ある重大な決断を要した。そうそれは、"ダブルベッド"。
男二人の旅において最も避けたいワードであり、だがしかし状況に応じては受け入れざるを得ないことを予想される、危険なワード。
遂に4日目にしてこのワードが出現し、やむなしに受け入れることに。。
(実際のベッドはシングルチックではあった。写真は宿情報に記載予定。)

まだ夕暮れ前。外は鱗雲。

メイン通り。写真は宿ではないけど、こういった外装が多く、木造の建物も多い。
山が近いからね。

広々とした牧場。景色がいいのでここでずっと遊ぶことにする。

遠くに見える城。さすがドイツ。
ノバインシュタイン城にしては小さいんじゃない?見たことないけど、もっとこう、でっかいやろ!という会話をしていたけど、あれはノバインシュタイン城であることを翌日知る。

日もだんだん暮れてきて、いい感じになって参りました。

ちょっと色々やりたくなる景色。

俺ケツでかい。

枠にタッチ!

霧が出現。幻想的。

マジックタイム。
この先のスイスでもそうだったように、アルプス周辺はこの時間、本当にこういった紫色の景色が広がります。

城と花。

夜になるまで牧場で遊んでいた。
満月の空と、街灯の明かりが対照的。


20:00
何も無いところで遊び尽くす男二人。
帰る頃には腹も減ったということで、宿で食事がとれるようなので夕食に。
ドイツワインはほんと飲みやすい。下戸な相方はこの赤ワイン3口で豹変することに。

ドイツ料理のオンパレード。WB(ホワイトバランス)を変えると料理も美味しそうに写るね。

そして始まるポテト祭り。上の写真の手前が既にポテト。
そしてこのプレート一面に広がる、ウィンナーと肉だんごとザワークラウトとポテト達。

メニューはもちろんドイツ語で、「この二人前プレートはおつまみじゃない?」という相方の一言で、このポテト祭りは始まった。
当然おつまみと思ってる手前、他の料理も頼んでいるわけだけど、現れたのは写真の量。
ワインでラリってる相方はすでに満腹状態。
据え膳食わぬは男の恥、ということで、奮闘すること1時間。
胃の中でのポテトの存在感が大きすぎて完食はできなかったけど、なんとか食べたでしょうラインまで持っていけたと思う。
相変わらず相方はワインでラリってる。ポテトを顔面に塗りたくってやりたい。
俺の食べっぷりにスタッフも、近くの席に座っていた女の子も笑ってくれた。
俺はビックジョブを終えたよ。でも女の子は、「犬みたい!」なんて揶揄する。
かわいい顔してなかなか辛辣なことを言ってくれる。俺はピエロかちくそー。
女の子とその彼氏に別れをつげ、俺とラリった相方はダブルベッドの部屋に帰るのだ。
ロマンチック街道の終わりで全然ロマンチックでない羽目に陥ることになるとは。
(まぁロマンチックな事なんて考えてなかったけど。)

23:00
ワインで酔った相方が、いよいよゲイの様に踊り出したので、ポテトに支配された俺はそれを無視して寝床に入る。もうポテト怖い。


day4はそんなところ。明日はついにスイス入りのday5。




コメント