***追記***
長いけど、一気にページを送らないで、一行づつ読んでいけば、もしかしたら効果的。にはならないかなぁ。
そんな、"戯言"タグ シリーズ。第、、、何弾だ?
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女「やっぱりジャングルクルーズはいいわよね!」
男「そうだな、ビックサンダーマウンテンもいいけど、乗るならこっちだな。」
女「うんうん。ガイド役のお兄さんもなかなかタイプだったし。」
男「おい、やけにはしゃいでいたのはそういう事か!?」
女「ふふふ。なんて、ね。 でも、久しぶりに乗ったんだもの!はしゃぐわよー。」
男「本当かぁ? まぁこうして二人で遊ぶのも久しぶりだったな。」
女「そうよ!いつも、遊びに行こうって言っても、なかなか連れて行ってくれないんだから。」
男「まぁまぁ怒るなよ。ほら、何だって、苦しい事があるから、楽しい事があるだろ?それと一緒だ。遊びに行けない時もあるからこそ、遊ぶ時ってのはもっと面白くなるんだよ。よし!今日は目一杯遊ぶぞ!」
女「まったく、調子がいいんだから。」
男「そう言うなって!次は何に乗りたい?ホーンテッドマンションか?カリブの海賊か?それとも、プーさんのハニーハントか?」
女「プーさんのハニーハント!……と言いたいところだけど、次はイッツアスモールワールドに乗ろうかしら!」
男「好きだなぁ。毎回来る度、乗らない事は無いな。そんなに面白いか?」
女「うーん、面白いというか、なんていうのかしら。私の好きな空間、って言うのかな。その一つね!」
男「好きな空間、か。どんな空間なんだ?」
女「そうねぇ。世界には色んな国があって、色んな人がいるでしょ?それで、色んな考えがあって、時にはそれが戦争になってしまう。でもそれって、色んな、余分といってもいいけど、とにかく情報や武器のある大人の世界で起こることよね。」
男「そうだなぁ。武器が無ければ、戦争も起こらない、ってことか?」
女「ううん、ちょっと違うの。私が思っているのは、そういう、"本当は必要のないもの"まで、大人達は抱えていると思うの。必要ないものなんてない、って言う人もいるけど、そうね、やっぱり、"余計なもの"ってことになるのかしら。」
男「そうか、大人の世界は、余計なもので溢れてると。」
女「でね、子供だった頃ってどうだったかな、って考えると、実は"余計なもの"って極々少なくて、むしろ無いのかもしれない、って考えるの。だってそうでしょ?最初は知らない人同士でも、子供っていつの間にか仲良くなるし、ケンカしたって、いつの間にか仲直りしてる。」
男「なるほど。でも子供の世界にはいじめだってあるぞ?」
女「そうね。最近のいじめは悪質よね。でも、さっき言った様に、今は色んなモノが溢れている、余計なモノが多い社会だって考えた時に、もっと、余計なモノがない社会、シンプルな、例えば昔の村のような環境にあった場合、それほど深刻ないじめって起きないんじゃないかしら、って思うの。貧しい国ではいじめっていう概念が無いように、余計なものが多くなると、いじめや色んな問題が起こって、その先に戦争があるんじゃないかしら、って思うのよ。」
男「ふむ。そうだな、余計なものばっかりだと、メタボになるからな。俺のように。」
女「あなたの場合は、暴飲暴食と運動不足が原因でしょ!」
男「あいたた。で、余計なモノが多いのが問題だと?」
女「まったく。そう、余計なモノが多くなっていくのは問題かもしれないけど、人間社会が発展していくのに色んな副産物が生まれるのは、防げないと思うのね。それを、上手にコントロールできれば良いんでしょうけど、言うは易し、よねぇ。」
男「そうだろうなぁ。それで、それとイッツアスモールワールドと何が関係あるんだ?」
女「そうそう。それでね、子供っていう、余計なモノをまだまだ知らない存在が作り出す空間が、世界が、イッツアスモールワールドにはあるのよ!」
男「そ、そうなのか?」
女「そうよ!みんなが手と手を取り合って、歌ったり踊ったり、笑ったり涙したりしながら、一緒に楽しむ世界。私たちを含めて、今の大人達が昔そうだったように、みんなかつては子供だったのよ。」
男「ああ、そうだな。当たり前だな。」
女「でしょ? だから、みんな忘れているだけなの。みんながそれを思い出せば、戦争なんてない、平和で、世界中の人たちが笑顔でいられるような世界にすることができると思うのよ。」
男「大きな話だな。でもそれは理想論だろ? 現実はもっと厳しいよなぁ。」
女「まったく、あなたはいつもそうやって水を差すんだから。そんな夢を見ていても良いでしょ。理想を語っても良いでしょ!」
男「はいはい、分かった分かった。その理想をちゃんと聞いてる俺も、その夢を見ることにするか。世界で起きてることには無力かもしれないけど、二人の間で起きる、笑いや涙は二人のモノだもんな。これが小さな世界、ってやつか!」
女「メタボにキザなこと言われても嬉しくないわよ!」
男「え!そこで突き放すのか! まいったなー。あっはっは。」





女「…まったく。 ねぇ、この小さな世界を守る方法って、知ってる?」
男「なんだろうな?」








in disney land at April.




女「この手を離しちゃダメってことよ。」
男「知ってるよ、そんなこと。」




4月。桜が舞い散る時期の一コマ。
二人の会話を妄想していると、変な方向に、そしてキザな展開を迎えるという不思議!
妄想会話をこうやって文章に起こすと、俺はいま、とっても恥ずかしいものを書いているのではないか!?という思いに駆られるのだが、しかしこのまま投稿!

あの繋がっている手は、すごく温かいんだろうなぁと思った一瞬だった。
もう年の瀬で寒い日が続くけど、あの二人はまた手を繋いで、初詣に行くんだろうなぁ。

2011年がみんなにとって良い年でありますように。

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