私は生きることは夢と共にあることだと思うの。
仕事は生きるため、夢なんか語るものじゃない、なんて言っているどこかの犬がいるけど、そんな人生なんて嫌。
生きることはそれ自体自然のことよ。生きる事と仕事をすり替えちゃだめ。
仕事による自己実現っていう言葉が一時期流行ったけど、そんなのナンセンスだわ。
仕事が全て?仕事でしか生きる意味を見出すことができないの?
そんなの悲しすぎるわ。
それでも男はね、そうしなければいけない時があるのかしら。
優劣とかじゃなくて、男は家庭をもち、家庭を守るため、外に出るの。
もちろん女も外に出て、ポジションを確立していっているわ。
仕事をすることに生きる喜びを見つけた。うん、そういう人だっているわよ。
でも私は違うの。
私はみんなに求められる事に生きる喜びを見つけたの。
私が生まれた場所は、決して人が気に留めない場所。下水道よ。
人が生活した中で出された生活排水や工場から出てくる産業廃水。
決して日があたらない場所で、そんな汚水にまみれた場所で私は生まれたの。
死と隣り合わせの生活だったわ。毎日食べる物を探しては空腹を満たす事ばかり考え、常に飢えていた。
そう、飢えが私を生かしたの。
そんなある日、私は初めて地上を、光を見ることに遭遇したの。
地上は光に満ちていたわ。地下にはないもの全てがそこに溢れていた。
私は恍惚としたわ。その光への憧憬の想いに包まれると同時に、絶望感が私を襲った。
外にはこんなにも光が満ちて、みんな幸せそうに笑っている。
それに比べて、私は何?
毎日死を意識して、食べる物を求め、常に飢えている。
そしてそのことを、私以外誰も知らない。知ってもくれない。
私は自分の生まれた状況に絶望し、呪いもしたわ。なんで私だけ、なんで私だけこんな事に!ってね。
考えてみれば、そこで憎悪の塊にでもなるんだろうけど、私は違った。
光のあたる場所へ行きたい。
私がいることを見てもらいたい!知ってもらいたい!
飢えしかしらなかった私に、はっきりと、自分の内から湧いてくる何か。
そう、私はそのとき夢を知ったの。生きる希望を実感したの。
その時から私は変わったわ。
毎日亡霊のように下水道を彷徨っていた自分と決別し、外の世界へ行くために必死になってもがいたわ。
下水道を見ていた目は光を探す目となり、エサを探していた鼻は風の匂いを探す鼻となり、汚水の中を歩く足は夢へと向う足になったの。
そうして私は外の世界へ飛び出したわ。
飢えと絶望とが支配した世界から、光と希望に満ちた世界へと。
それからというもの、私の世界はがらりと変わった。
もちろん、それから想像を絶するほどの困難はあったけど、それでも、下水道で生きていた頃と比べたらなんてことないわ。
いえ、あの頃私は本当に生きていたのかしら。時々、ふとそんな事を思う時もあるの。
そうして今、私は今日もここに立っていられるのよ。
あの頃。私は生きる目的なんて何も無かった。やりたいことなんて何一つ無かった。
でも今は違う。
みんなに見られたい。必要とされたい。おいしいものが食べたい。美しい景色が見たい。愛する人と一緒にいたい。
私は私が欲する事をやるの。どんなに困難がつきまとっても、それは私が望んでいる事だから。
あのとき、絶望に陥った私に生きる勇気を与え、希望を見せてくれたもの。
それは、夢への力。
そして私にはいまだって夢があるの。
そう、それは私の王国を作る事。今は彼の名前の王国になっているけど、いつか私は自分の名前の王国を作るわ。
それが今の私の夢。
人は弱いものよ。現実に振り回され、他人との比較に嘆き、自分の境地に絶望する。
いつだって人は弱さをかかえている。ううん、弱いということが人を人たらしめるものなのよ。私がそうであったように。
だからこそ。
だからこそ、人には夢が必要なの。
そして私は、一つの夢を叶えた今、夢を人へと与えているわ。
これは私の仕事ではないの。私の夢なのよ。
夢の国のお姫様@TDL
記者「あなたは人ではなく、ネズミなのでは?」
ミ○ー「………だから人間って嫌いよ。」
以上、ミ○ーさんのインタビューでした。
仕事は生きるため、夢なんか語るものじゃない、なんて言っているどこかの犬がいるけど、そんな人生なんて嫌。
生きることはそれ自体自然のことよ。生きる事と仕事をすり替えちゃだめ。
仕事による自己実現っていう言葉が一時期流行ったけど、そんなのナンセンスだわ。
仕事が全て?仕事でしか生きる意味を見出すことができないの?
そんなの悲しすぎるわ。
それでも男はね、そうしなければいけない時があるのかしら。
優劣とかじゃなくて、男は家庭をもち、家庭を守るため、外に出るの。
もちろん女も外に出て、ポジションを確立していっているわ。
仕事をすることに生きる喜びを見つけた。うん、そういう人だっているわよ。
でも私は違うの。
私はみんなに求められる事に生きる喜びを見つけたの。
私が生まれた場所は、決して人が気に留めない場所。下水道よ。
人が生活した中で出された生活排水や工場から出てくる産業廃水。
決して日があたらない場所で、そんな汚水にまみれた場所で私は生まれたの。
死と隣り合わせの生活だったわ。毎日食べる物を探しては空腹を満たす事ばかり考え、常に飢えていた。
そう、飢えが私を生かしたの。
そんなある日、私は初めて地上を、光を見ることに遭遇したの。
地上は光に満ちていたわ。地下にはないもの全てがそこに溢れていた。
私は恍惚としたわ。その光への憧憬の想いに包まれると同時に、絶望感が私を襲った。
外にはこんなにも光が満ちて、みんな幸せそうに笑っている。
それに比べて、私は何?
毎日死を意識して、食べる物を求め、常に飢えている。
そしてそのことを、私以外誰も知らない。知ってもくれない。
私は自分の生まれた状況に絶望し、呪いもしたわ。なんで私だけ、なんで私だけこんな事に!ってね。
考えてみれば、そこで憎悪の塊にでもなるんだろうけど、私は違った。
光のあたる場所へ行きたい。
私がいることを見てもらいたい!知ってもらいたい!
飢えしかしらなかった私に、はっきりと、自分の内から湧いてくる何か。
そう、私はそのとき夢を知ったの。生きる希望を実感したの。
その時から私は変わったわ。
毎日亡霊のように下水道を彷徨っていた自分と決別し、外の世界へ行くために必死になってもがいたわ。
下水道を見ていた目は光を探す目となり、エサを探していた鼻は風の匂いを探す鼻となり、汚水の中を歩く足は夢へと向う足になったの。
そうして私は外の世界へ飛び出したわ。
飢えと絶望とが支配した世界から、光と希望に満ちた世界へと。
それからというもの、私の世界はがらりと変わった。
もちろん、それから想像を絶するほどの困難はあったけど、それでも、下水道で生きていた頃と比べたらなんてことないわ。
いえ、あの頃私は本当に生きていたのかしら。時々、ふとそんな事を思う時もあるの。
そうして今、私は今日もここに立っていられるのよ。
あの頃。私は生きる目的なんて何も無かった。やりたいことなんて何一つ無かった。
でも今は違う。
みんなに見られたい。必要とされたい。おいしいものが食べたい。美しい景色が見たい。愛する人と一緒にいたい。
私は私が欲する事をやるの。どんなに困難がつきまとっても、それは私が望んでいる事だから。
あのとき、絶望に陥った私に生きる勇気を与え、希望を見せてくれたもの。
それは、夢への力。
そして私にはいまだって夢があるの。
そう、それは私の王国を作る事。今は彼の名前の王国になっているけど、いつか私は自分の名前の王国を作るわ。
それが今の私の夢。
人は弱いものよ。現実に振り回され、他人との比較に嘆き、自分の境地に絶望する。
いつだって人は弱さをかかえている。ううん、弱いということが人を人たらしめるものなのよ。私がそうであったように。
だからこそ。
だからこそ、人には夢が必要なの。
そして私は、一つの夢を叶えた今、夢を人へと与えているわ。
これは私の仕事ではないの。私の夢なのよ。
夢の国のお姫様@TDL
記者「あなたは人ではなく、ネズミなのでは?」
ミ○ー「………だから人間って嫌いよ。」
以上、ミ○ーさんのインタビューでした。
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