HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-

小惑星探査機「はやぶさ」
その名前は、この小さな探査機が無事にその任務を果たし、地球に帰還したと同時に、日本列島を駆け抜けた。
現在丸の内でカプセルなどが展示中で、その後もいくつかの地を回るようで、観客は10万人を突破したようだ。

2003年。宇宙誕生の秘密に迫るべく、その手がかりになる小惑星イトカワへ向けて、一部の人に見送られはやぶさは出発した。
途中、幾多の困難がはやぶさをまちかまえ、一時完全にその消息を絶ったはやぶさであったが、奇跡的な場面を迎え、今年2010年に無事帰還した。実に、およそ7年間の宇宙航行で数えられる移動距離は、なんと60億km。もはや凄さが分からない。

このはやぶさのドラマを、映像化し、そしてプラネタリウムでみられるのだ。
詳しくは、こちらの公式ページをご参照。
家の近所にある、つくばエキスポセンター。
ここは世界最大級であるドームを掲げて、プラネタリウム鑑賞を推進しているところだが、このはやぶさドラマも上映していたので、鑑賞してみた。



結果、是非見て欲しい。
はやぶさが何のために、どのようにイトカワへ行って、何をしてきたのか。
そしてイトカワから戻るとき、なにが起こり、どうやって帰還へと至ったか。
宇宙という舞台で繰り広げられる、はやぶさのドラマ。
そして、映像が良い!ムツカシイ単語が次々と出てきてアナザーワールドへ誘われると思いきや、専門的な事も分かり易く、かつそれをうまいこと映像に表現している。映像による見せ方の勉強になる。
テクニカルや専門的なことを丁寧に映像化していて、かつナレーションが心地よい。
鑑賞していると、スタッフのチームワークの良さや作品への愛が見え隠れする。

しかし、公式ページを見ると分かる様に、上映館が少なく、関東圏もごく少数。
プラネタリウム自体が少ないからなのだろうけど。
プラネタリウムで見るからこそ、その感動も増すかと思うけど、家庭用にも販売されているのがコチラ
TSUTAYAでも借りられるのかも?
しかし、願わくばプラネタリウムで鑑賞して欲しい作品!

本作ははやぶさが帰還する前の2010年4月に完成された作品だけど、ラストに予想される着地シーンも描かれており、その緻密性の高さが伺い知れる。(当時着地したオーストラリア地点とほとんど同じ映像!)
はやぶさのドラマを、是非見て欲しい!

おすすめ度:90点

プラネタリウム効果はかなりあるけど、それでも見応え十分の内容になっている。
しかし、久しぶりにプラネタリウムにいった。小学生の時は、世の中で一番好きな場所だったはずなのに、ずいぶんご無沙汰だ。
そしてやっぱりプラネタリウム最高。
相棒は開始早々寝かけていたけど、途中からは釘付けだった。
ナレーションも、疲れている時は睡眠を誘う様な、ナイスボイスなのだ。
プラネタリウムの上映は夏まで!是非是非!

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